色画用紙の色を活かしてスケッチする

油彩はキャンバスの地をなくし、透明水彩は紙の白さを活かします。パステルの利点は、油絵のように描き込むこともできるし、水彩のように、紙の色を活かす事もできる。しかもそれは、白に限らずどんな色の紙でもOKという事です。同じに描いても紙の色が違えば全く印象が変わる。紙の色を違えるだけで今まで描いたことのない絵が生まれる。紙の色が自分のいつもの絵の色と違うから、それに合わせて、新しい発見がある。新しい出会いがある。どの色の紙が合うのかなんて考えないで、とりあえず手に持った紙の色で始めてみよう。
参考に入れた図版は僕が描いたスケッチです。たまたまそばにあった紙を使い、紙の色を残して描きました。別の色の紙なら、また違う絵になったのだと思います。たまたまの出会いだから、それがあるから、絵は面白いのだと思います。

2017年07月04日